もともと都市開発や街づくりに関心があり、大学でも都市地理学分野を学んでいました。学生時代にはイオンモールなどがたくさんできていた時期で、実家の近くにも大型店舗ができ、街の雰囲気が大きく変わっていくのを近くで見て、興味を持ったのが入社のきっかけです。入社後にイオンビジネススクールの建設コースを受講し、イオングループの公募を通じて店舗づくりの分野に進みました。現在はリーシング部という、専門店ゾーンの企画、テナントさまの誘致や契約交渉などが主な仕事です。テナントさまと力を合わせながら施設価値を高め、地域の方の生活により役立てていただけるような場を提供していく。それが大きな役割です。
私が担当している業種は、物販全般とシネマやクリニック、理美容室などのサービス(非物販)で、対象はイオンモールなど全道約40店舗あります。店舗の規模や客層などがそれぞれ異なる中で、どのようなテナントさまに出店していただくのかを決めるのには、様々な視点が必要です。その店舗をどういうお店にしたいのか、どういう業種構成にするのか、お客さまの層やニーズはどうなのかなど、エリア戦略や各店舗のポジションを明確にして、必要な機能やテナントミックスなどを考えていきます。お客さまのニーズや市場の変化が早いので、なかなか正解がないのが難しいところですが、しっかりと自分の目で見て情報を集め、専門家目線ではなく、お客さま目線で将来を見据えて考えることを心がけています。
以前、大きな地震があったときに、たくさんのお客さまが店頭に並んでいるのを見て、この店舗施設一つひとつが地域のお客さまの生活のインフラなんだと実感しました。今後は新店や大型店プロジェクトなどにも関わりながら、こうしたデベロッパー事業を通して、北海道の皆さんの生活にもっと貢献していきたいと思っています。イオン北海道は教育制度や人事制度、福利厚生制度などがしっかりしていて、仕事もプライベートも充実させられる会社だと思います。私も一カ月程ですが、育休を取得しましたし、今年も北海道マラソンを目指して休日は練習に励んでいます。
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